ホットヨガの魅力って?
大人の女性を中心に、常に人気がある「ホットヨガ」。
その気持ち良さにハマり、仕事帰りやお休みの日には必ず寄る人もいるほどです。
実際にどんなところが魅力なのでしょうか?
年齢を問わず引き付ける、ホットヨガの嬉しい効果をお教えします!
①爽快感でストレス発散!
一般的にホットヨガとは、室温35〜40度・湿度60%程度の「高温多湿の部屋でするヨガ」のことをいいます。
アメリカ西海岸で流行した「ビクラムヨガ」が始まりとなり、2009年頃に日本でも広がっていきました。
ホットヨガのいちばんの特徴はとにかく汗をかくこと。
普段運動しない人や汗をかきにくい人でもだらだらと流れるように汗が出てくるのでその爽快感に病みつきになってしまう人が多いんです。
サウナのような環境で、さらに身体を動かして健康になるホットヨガは温泉好きの日本人にとってピッタリだったのですね。
②脂肪燃焼を狙ってダイエットにも
運動が苦手でも、その気持ち良さからホットヨガは続けられるという方も多いんです。
全国に広がりを見せる大手ホットヨガスタジオでは、ヨガだけでなく「ボクササイズ」や「ピラティス」、「美脚美尻クラス」など幅広くクラスを展開しています。
運動により筋肉量が増えると、基礎代謝が上がって脂肪を燃やしてくれる体になります。
③デトックス効果で美肌に効果大
高温多湿の環境では、毛穴が開くことで肌荒れの原因だった毛穴のつまりや黒ずみを改善する効果が期待できます。
老廃物の排出を促すので、新陳代謝が活発になりツルツルのお肌を手に入れることができます。
乾燥肌の人は適度に油が出ることで、冬でも潤った肌でいられます。
④体が硬くても大丈夫
お風呂上がりにストレッチをすると、いつもより動きやすいように感じますよね?
体が温まると強ばっている筋肉が動きやすくなったり、関節の可動域が広くなったりします。
体が硬いからヨガは無理…と思っている人もいるかもしれませんが安心してください。
普段は苦しいようなポーズでも、ホットヨガでならスムーズに体を動かすことができるんです。
⑤冷えやむくみを改善する
デスクワークや立ち仕事など、長時間同じ姿勢でいることの多い現代人。
血行が悪いと手足が冷えてしまったり、夕方のむくみの原因となります。
温かい環境と適度な運動によりリンパや血流の流れを促して、だるい手足とはお別れです!
さらに血行が良くなることで、肩こりや腰痛の解消にもつながります。
ホットヨガを始める前に知っておくと良いこと
ホットヨガのスタジオを検索してみたけれど、あと一歩勇気が出ない…初めては不安な気持ちで、行きたいのになかなか予約まで進まないこともありますよね。
ホットヨガ経験のあるヨガインストラクターが、事前に知っておくと安心なことをお伝えします。
持ち物は何が必要なの?
ホットヨガをする際に必要な持ち物は、主に動きやすい服装、汗拭き用のタオル、1リットル程度のお水、シャワー用のバスタオル、替えの下着などです。
スタジオによってはバスタオルをレンタルできるところも。(有料の場合もあります)
レッスン終了後にお出かけをされる方はメイク道具があるといいでしょう。
アメニティやドライヤーなど、設備が気になる方は事前に電話すれば確実です。
どんな服装で行けばいい?
一番不安に思うのが、ホットヨガの際の服装ではないでしょうか。
ヨガ未経験の方はヨガウェアを持っていないでしょうし、基本的には動きやすければなんでも大丈夫です。
ジャージ素材のTシャツやハーフパンツなども、乾きやすくておすすめです。
慣れてくるとカップ付きのブラトップ1枚など、動きやすさと汗をかいたときの快適さを重視する方が多いようです。
照明の暗いスタジオであれば人目も気になりません。
注意すべきはスウェットなど、汗を吸って重くなってしまうもの。
ほかにも裾が長すぎるなど、動きを妨げるものは避けた方がベターです。
何歳でも大丈夫?
サウナに年齢制限が無いように、ホットヨガは何歳であっても参加が可能です。
私も幾つかスタジオをみてきましたが、初めは年齢層が幅広く驚いたものです。
毎日のように通う60代の方にお会いしたこともあります。
クラスの運動量や強度を自身で選べますし、健康であれば年齢はあまり心配しなくて大丈夫。
もし持病があって不安に思う方は、かかりつけ医に相談すると安心ですね。
初心者が困りがち?よくあるお悩み3つの解消法
スタジオに通い始めてから、気になることが出てきたりもしますよね。
モヤモヤした気持ちでレッスンを受けていると集中できずに効果が半減してしまいます。
インストラクターの先生にはなかなか聞けない疑問も、ここでスッキリ解消しちゃいましょう!
疑問①:息苦しいのは私だけ?呼吸がしにくい
高温多湿の環境は、慣れていないと息が苦しくなってしまうこともあります。
ヨガでは基本的に鼻呼吸が良いとします。
初心者の方はポーズに意識が向きすぎて、呼吸を止めてしまいがち。
吸う呼吸と吐く呼吸が同じ長さになるように、自分の一番深い呼吸を目指しましょう。
呼吸が浅くなってきたらいつでも口で呼吸を足していきます。
難しいポーズのときも、呼吸を意識した方が楽に取れることがあるのもヨガの面白いポイントです。
また、万が一苦しくなってしまったらスタジオの外に出るという選択肢があることも忘れないで。
無理をせず、自分自身と対話しながら心地よさを探すようにしましょう。
疑問②:お水を飲むタイミングがわからない
ホットヨガでは大量に汗をかくため、1時間に1リットル程の水を飲むよう推奨されています。
先生がお水をどうぞ〜と言ってくれたりもしますが、1リットル飲み切るのってなかなか難しいですよね。
実は水を飲むタイミングは、喉が乾いてからでは遅いんです!
脱水状態になるのを防ぐためにも、ちょこちょここまめにお水を飲みましょう。
たくさん飲むと体の水分が入れ替わり、さらに老廃物の排出を促すことができます。
疑問③:ポーズが上手に取れない
ホットヨガのスタジオは鏡貼りになっていることが多く、自分のポーズをほかの人と比べて落ち込んでしまうことはありませんか?
ホットヨガに限らず、ヨガで大切なことは「人と比べないこと」です。
柔軟性や筋力は人と違ってあたりまえ。
気持ちよく呼吸ができて、怪我をしない範囲でヨガを楽しんでみましょう。
「比べないこと」の練習をすることにより、強くて前向きな心を手に入れることもできます。
まずは続けてみること!身体の変化を感じてみよう
ホットヨガをやっていても、まだ効果が出ないと思っていますか?
または、治したいと思っていたことが悪化したと感じていますか?
ホットヨガの効果を得るには、どのくらい続けてみればいいのでしょうか。
好転反応ってなんだろう?
ホットヨガを始めると、多くの方に現れるのが好転反応です。
人の体は変化に驚き、今までの状態を保とうとする機能が備わっています。
そんな時に現れるのが好転反応。
頭痛やだるさ、眠気、蕁麻疹など人によって症状はそれぞれですが、ホットヨガを週1〜2程度続けていると、次第に体が慣れてきて次第に症状が改善し、好転していきます。
体を変えるためにも、少しずつ時間をかけて慣らしていってみてください。
どのくらいの期間続けたら良いの?
1ヶ月続けたけれどなかなか効果が現れないという人がいますが、一般的に身体が変わるのは「3」のサイクルだといわれます。
肌のターンオーバーや女性の月経リズムは平均28日程度でそれを3回、6回と繰り返すことで徐々に全身の巡りが良くなっていくのです。
ホットヨガ初心者は、結果が出ないと焦ってしまうかもしれません。
まずは3ヶ月・半年と、気長に変わっていく様子を楽しんでみてくださいね。