生理中にホットヨガをしても大丈夫?
女性を悩ませる生理。
月の1/4は行動が制限されてしまいます。
お風呂や洋服さえも気をつかう、憂鬱な時間でもあります。
ホットヨガに通っている人なら、生理中は通ってもいいものか迷いますよね?
結論からいえば、体調さえ問題なければ、通っても大丈夫です。
ただし、気をつけたほうがいいこともありますので、参考にしながらレッスンを受けるようにしてください。
生理中にできるホットヨガのタイプ
ホットヨガは、いくつか強度の異なるレッスンがあるのが一般的です。
体調さえ問題なければどのレッスンでも受講は可能ですが、生理中でも比較的受けやすいレッスンのタイプについてお伝えしていきます。
リラクゼーションタイプ
比較的強度の低いリラクゼーションタイプのレッスンであれば、生理中でも無理なく受講ができます。
動きもゆったりしているので、とても受けやすいレッスンです。
生理中は、神経が過敏になりやすい時期でもありますので、気分を落ち着かせるためにもリラクゼーションタイプのレッスンならオススメです。
ただし、体を逆転させるポーズなどはお休みするといいでしょう。
生理中にオススメのホットヨガのポーズ2選
生理中にオススメのホットヨガのポーズを2つご紹介します。
生理痛で辛かったり、生理前に気分が落ち込みやすいPMS(月経前症候群)に効果的なポーズもあるのでぜひ参考にしてみてください。
生理中でもOKな「橋のポーズ」
生理中は腰回りを冷やさないようにすることと血流を悪くしないことに注意が必要です。
橋のポーズで腰回りの血流改善とヒップアップも同時に目指しましょう。
- 両膝を立て床に寝て、足は腰幅に開きます。
- 両手を体の少し横に置き、足の裏で床を押しながらお尻を持ち上げます。
- 少し体勢キープし、数回深呼吸します。
- 終わったら体を元の状態に戻します。
PMS(月経前症候群)に効果の高い「チャイルドポーズ」
生理前に気分がふさぎこみやすくなるPMS(月経前症候群)。
ホットヨガをすることでホルモンバランスが整うので、症状が改善されたケースも多々あります。
生理痛やPMS(月経前症候群)ほどでなくても、生理中の不快感を解決するのに、ホットヨガは効果的といえます。
気分が不安定だなと感じたら、深い呼吸とリラックスできるホットヨガを試してみては!?
「チャイルドポーズ」は、こわばった背中が呼吸でほぐれ、深くリラックスできるポーズ。
ヨガの休憩のポーズのひとつとして有名です。
- 正座で座り、両手を前方の床につきます。
- 手を前にすべらせるようにして、上半身を倒し、おでこを床につけます。
- 首や肩の力は抜き、背中や腰は丸くしてリラックスした状態を保ちます。
生理中に控えたいホットヨガのタイプ
それでは逆に、生理中は受講を控えたいレッスンのタイプをご紹介します。
あくまで参考例ですが、生理中は通常の体調ではないことも多いので、極力控えたほうが無難といえます。
自分の体調を優先してくださいね。
ハードタイプ
強度の高いハードタイプのレッスンは、体を大きく動かしたり、逆転させたりと生理中にはあまり向いていません。
運動量が多いので、酸欠から貧血になる可能性もあります。
特に生理2~3日目には控えるようにしましょう。
もちろん、生理中以外でも体調が優れないときは受講を控えるようにしましょう。
また、強度の高いレッスンでなくても、生理中は控えたいヨガのポーズがあります。
- 「肩立ちのポーズ」
- 「鋤(すき)のポーズ」
別名「逆転のポーズ」ともいいます。
その名のとおり、体を逆転させるので、経血が逆流する可能性があります。
また、腹部を圧迫させるので、生理中の子宮を守りたい時期には控えたいポーズの一種です。
体をねじるポーズも生理中は不向きです。
参考までに動画をご紹介しますが、これらのポーズは生理が終盤になるころか、完全に終わってから行うようにしましょう。
「肩立ちのポーズ」の動画はこちら
「鋤(すき)のポーズ」の動画はこちら
生理中でもホットヨガに行っていいタイミングは?
受講しやすいレッスン、控えたほうがいいレッスンがわかったところで、通えるタイミングを知りたいところですよね。
生理時期によっては受講できることもありますので、時期の目安などを参考にしてみてください。
生理初日~3日目
生理になった初日から3日目は一般的に出血量が多く、痛みを感じる方や体調を崩す方も多い時期です。
まったく影響のない方もいますが、女性の体は思っている以上に繊細。
この時期は極力安静にして、ホットヨガも控えるようにしましょう。
リラクゼーションタイプのレッスンでもあまりオススメしません。
無理をしてレッスンを受けても、レッスン中にナプキンのことが気になって集中できないケースもあります。
これではせっかくのヨガのリラックス効果も得られず、無駄になってしまいます。
生理4日~6日目
生理日3日を過ぎれば、出血量も軽くなり、体調も通常に戻っていく方がほとんどでしょう。
この頃からであれば、リラクゼーションタイプなど軽めのレッスンであれば受けても問題ないでしょう。
ただし、油断は禁物なので、少しでも体調が優れないようであれば控えるようにしてください。
生理終盤
生理周期や人によって終盤は差がありますが、普段と変わらない体調だと感じるようであれば、レッスンを受けることは問題ありません。
体調され問題なければ、ハードタイプも挑戦してもいいかと思います。
この時期には普段と同じ感覚で受講してOKです。
生理中のホットヨガを楽しむために押さえておきたいこと
当然ながら、体調次第ではありますが、生理中でもホットヨガを受けることは問題ありません。
ただし、自分が楽しめること、他人を不快にさせないことが大前提になります。
次に、生理中でもホットヨガを楽しむためにオススメの服装などをご紹介します。
生理中のホットヨガのオススメの服装は?
ホットヨガは大量に汗をかくので、ヨガウェアを着ている方がほとんどでしょう。
生理中であってもホットヨガの服装はヨガウェアでOKです。
腰回りをしめつけるような圧迫感のあるウェアだと、血流が悪くなる可能性があるので注意が必要です。
冷えを悪化させたり、生理中は体調を崩しやすくなることがあります。
シャワーは借りてもいい?
ホットヨガのレッスン後はシャワーを借りる方も多いと思います。
生理中であってもシャワーはもちろん借りられます。
体を冷やさないためにも、汗をしっかり流しておくべきです。
ただし、シャワーブースに経血が残っていたり、使用したナプキンを置いて帰るなど非常識な行為はNG。
他人に不快な思いをさせないよう、使った後は使用感のない状態で次の人に渡しましょう。
もちろん、替えのナプキンを持ってくることも忘れずに!
ナプキンが気になるようならタンポンにするのもひとつの手です。
生理時期のもやもやはホットヨガで吹き飛ばそう!
ホットヨガはリラックスもできて、心身ともにすっきりする女性にはオススメな習い事です。
生理初日や体調が悪いときはオススメできませんが、日常的に通うことでホルモンバランスも整い、女性にうれしい効果もたくさんあります。
生理中でもホットヨガを取り入れたい人はぜひ参考にしてみてください!