半日ファスティングとは?
TVや雑誌、インターネットでもよく耳にするようになった『半日ファスティング』
体によさそう、ダイエットできそうと試してみたい方も多いのではないでしょうか?
ファスティングとは、いわゆる【断食】のこと。
半日(12時間)だけ何も食べない期間を作る、というのが半日ファスティングです。
食べることが大好きな方、お酒を飲むのが大好きな方でも半日くらいなら!と思えるところがいいところですね。
半日だけ固形物をとらない時間を作りますが、朝食でも夕食でも、自分の都合のいいほうに合わせてOKです。
融通が利くところも半日ファスティングの魅力のひとつです。
何故朝食(夕食)を抜く必要があるの?
ファスティングの真の良さは食べないことで体の回復機能のスイッチを押すこと。
本来は3日以上継続すると現れる効果ですが、半日であれば軽く感じることができる程度。
それでも普段食べ過ぎの現代人にとっては十分すぎるくらいの休息時間になるでしょう。
半日(12時間)以上、食べ物を入れないことによって、内臓を休ませる効果があります。
それにより、身体機能が活発になるんです。
特に、朝は排泄の時間ともいわれているので、朝食を抜く半日ファスティングをすると朝の目覚めがよくなり、スッキリできておススメです。
半日ファスティングがおススメの人
ダイエットをしたい人、体質改善をしたい人、食べ過ぎ・飲みすぎの人、普段お酒をよく飲むので、胃腸や肝臓を休ませたい人、たくさんの人に向いています。
とっても取り入れやすいファスティングの方法ですので、気が向いたときに実施してみてもOKです。
前日飲みすぎたので、お酒を抜くのと体を休ませるのに半日ファスティング、でもいいんです!!
これを聞いたら気持ちが楽になりませんか?
半日ファスティングのやり方、工程
一般的なファスティングであれば、食べない期間が長いので胃腸を慣らす(戻す)ために『準備期間』『ファスティング期間』『回復期間』があります。
半日ファスティングであれば、そこまで厳密にやらなくてもいいでしょう。
とはいえ、過度な食べ過ぎ、飲みすぎは逆効果ですので十分気を付けてください!!
- 朝起きて、コップにたくさんの水を飲みます。
- できれば白湯(さゆ)をおススメします。白湯(さゆ)を飲むことで、起きたばかりの胃腸を動かし、排泄を促します。
- 昼までは固形物をとりませんが、お腹がすいたら酵素ドリンクかスムージーを飲むようにしてください。
- 昼以降は通常通りの食事をしてください。
- 直後の食事はなるべく、和食中心の食事がおススメです。油分や消化に悪いものは控えめに。
頭文字をとって、【まごはやさしい】と覚えると覚えやすいです。
ファスティング後、上記の食生活を長く続けると、ファスティングの効果も長持ちします。
実際に半日ファスティングをやってみて
筆者は1日ファスティング、3日ファスティング、7日ファスティングすべて経験があります。
半日ファスティングはほぼ日常的に取り入れています。
簡単にいうと、朝食は固形物をとらずに酵素ドリンクと豆乳だけで過ごしています。
もう2年くらい続けていますが、朝ぼーっとする時間がなく、活動的に行動できます。
逆に朝食をとるとぼんやりしてしまい、活動できずにタイムロスをすることが多いように感じます。
もちろん個人差はあると思いますが、朝食をとらないほうが午前中の時間を有効活用できるように
感じています。
半日ファスティングの効果3つ
ファスティング自体が内臓を休ませる、腸内環境を整える作用があるので、半日といえどもその効果は感じられるでしょう。
普段食べ過ぎ、飲みすぎている人であれば、半日食べないだけでも大きな変化を感じることができるのではないでしょうか。
①ダイエット効果
まず一番感じやすいのが体重面になると思います。
半日とはいえ、普段食べていた量がなくなるので、体重の変化を感じることは多いでしょう。
実際に体重が減っていなくても、体が軽くなる感覚を覚える方もいます。
体が軽くなると、心も軽くなりますね。
②体質改善効果
ファスティングで顕著なのが、体質改善効果です。
腸内環境が整い、免疫機能が上がることで、長期ファスティングを実施された方の中にはアトピーが改善したという方も。
半日ではそこまでではないかと思いますが、味覚が正常に近づいて、薄味で満足できるようになった、という方や、集中力が増した、朝すっきり目覚めることができた、という方もいます。
③食習慣の改善
半日食べないだけでも、『食べない』という事実ができます。
今までお腹がすいていなくても時間になったら食べていた、という習慣の方にも、これで一度その習慣をリセットすることができます。
食べないなんて無理、と思っていた方が意外とできる!になることもあるんです!
前述しましたが、朝は排泄の時間でもあるので、朝食を食べないのが習慣になれば、生活習慣が変わるかも!?
半日ファスティングはどのくらいの頻度でやったらいいの?
半日ファスティングは好きな頻度で実施してかまいません。
ダイエットをしたい方であれば、数日おきや1週間おきなど、こまめに実施するのもいいでしょう。
ただし、体調をみて、すぐれないようであれば即刻中断してください。
半日ファスティング後、気を付けたいこと
半日ファスティングはすぐにでも取り入れやすい簡単なファスティングです。
ほどよくすっきりでき、健康に近づけるので、気楽に実施できるところが魅力です。
暴飲暴食を繰り返したあとは必ず半日ファスティング、でも構いませんが、短い期間に何度も繰り返すとそれも胃腸への負担になります。
自分の体を労わるために行うのがファスティングです。
くれぐれも、負担をかけないように気を付けてくださいね。
リバウンドを防ぐために
半日はといえ、食べないあとに食べ過ぎると当然ながら元にもどってしまいます。
置き換えダイエットに失敗するのは、これがよくあるパターンですが、半日ファスティングも、ともすれば同じ運命をたどります。
そうならないためには、半日ファスティング後のアフターフォローが大事です。
通常のファスティングには回復期間があり、食べない期間の胃腸を通常に戻していく期間を設けます。
半日ファスティング後、回復食に近い食事を続けることでリバウンドしにくい体づくりができます。
もしくは、半日ファスティングを継続するのもいいでしょう。
週末(1日)ファスティングにチャレンジ!
ファスティングができた!という経験は自信につながります。
半日ができたなら1日もできそう!?と思う方は週末(1日)ファスティングに挑戦してみるのもいいかもしれません。
前日の夜から軽めの食事にし、1日を酵素ドリンクかスムージーだけで過ごします。
それが過ぎたら、朝は半日ファスティングで昼から通常の生活に戻ります。
半日ファスティングで味わった以上のスッキリ感を感じる方もいるかもしれません。
自分の体が変わっていく感覚は、普通では味わいがたく希少な経験になることでしょう。
体と心は直結しています。
体が軽いと心も軽くなります。
さぁ、変化を楽しんでください!