そもそもデトックスってなに?
「デトックスダイエット」というと、巷では本や雑誌といったメディアでよく耳にする言葉ですよね。
けれど、そもそも「デトックス」って何?と思う人も多いはず。
元を辿ると、デトックスとは“detoxification”の略語で、解毒作用や体内から有害な毒を排除するという意味をもつ単語。
意味の通り「デトックスダイエット」では、有害な毒を体内から排除することで健康的で美しいボディを目指す方法のひとつです。
また排除だけでなく、最初から体に毒をため込まないように“予防”するという意味でも使われています。
この記事で「デトックスダイエット」で、どのように毒を排除するのかを詳しくご紹介します。
デトックスで体重は減る?
体内の毒を排除することで、本当に体重が減るのかという疑問を持ったことはありませんか。
デトックスを行うことで、取りすぎた水分を排出することによるむくみ解消や、身体の毒素を抜くことで体調を整えるといったように本来、健康を育むための方法として提唱されているもので、実はダイエットとしての効果はあまり期待はできません。
けれど心身に溜まった毒を排出することで、身体の基礎を整えダイエットを行う環境を整えてくれるうれしいポイントも。
そのため日頃の不規則な生活習慣に自覚アリ、という人こそいきなりダイエットを始める前にデトックスで身体を整えてみて。
またダイエットのプレッシャーでお疲れ気味という人にもおすすめです。
デトックスダイエットの注意点
気になるデトックスダイエットで注意したいのが「やりすぎ」です。
毎日しっかり3食取っていた人が、急に水しか飲まない生活に切り替えてしまうと身体に負荷がかかり健康を崩すことも。
早く結果を出したい!と焦らず、しっかりと「身体を慣らすこと」「無理をしない」をポイントに行って。
デトックスダイエット①水を使ってデトックス
気になるデトックス方法でパッと思いつくのが水という人も多いのでは。
水単体はもちろん、フルーツや野菜を入れた色とりどりのフルーツ(ベジタブル)ウォーターも有名ですよね。
水を飲むことで、新陳代謝が促され肌や髪のツヤが増したり、体のむくみ解消へと導いてくれます。
ただ、フルーツや野菜をいれても現在は科学的にデトックス効果は立証されていません。
水だけでは味気ない、というときには好きな青果物をいれて味付け程度で楽しんでみて。
その場合は、なるべく新鮮な食材を使い1日で飲み切るようにしましょう。
デトックスダイエット②スープやスムージー
食事やちょっとした小腹満たしにもうれしい、スープやスムージーでもデトックスが叶います。
またスムージーを温めてスープ風にすれば、体も温まり冷え防止にもつながりますね。
作る際はなるべく、野菜とフルーツ両方を使ったドリンクにしましょう。
これはフルーツだけだと、果糖を取りすぎてしまうことがあるためです。
最近ではコンビニでも手軽に手に入れることができるので、まずは市販から試してみてはいかが。
ドリンクを使ったデトックス1日スケジュール
デトックスウォーターやスープ、スムージーを使用した1日スケジュールをご紹介します。
いきなり固形物を全く取らないのではなく、徐々に減らしていくのが体に無理なく始めることができます。
期間は1日〜3日程度の短期間で行うのが体にとって安心です。
また以下の3つは、日常的に押さえておきましょう。
3つのポイント
- 1日1.5〜2ℓ水を飲む
- バランスのとれた栄養摂取
- 消化のいい食事
1日1.5〜2ℓの水を飲む
水は人にとって欠かせないもの。
それは不可避尿という生きているうえで必要な排泄行為があるからです。
この不可避尿の最低限量を排出するために、1日400㎖から500㎖ほどの水分補給が必要に。
最低限摂取すべき飲量から、さらに平均的な飲量は大体1ℓから1.5ℓほどになるので、デトックスを促すなら1.5ℓから2ℓほどの水は飲んでおきたいところ。
特に脱水症状の起こりやすい寝起きには、必ず飲んでおくといいでしょう。
また水が冷たいと体がびっくりしてしまうので、なるべく常温のものを用意しておくのがベスト。
そして1日をかけて毒が体内に溜まっていくので、短時間で一気に飲みきらず、こまめに飲むことが大切です。
バランスのとれた栄養摂取と消化のいい食事
水だけでは健康や美に必要な栄養素がとれず、不健康な状態に陥ってしまいます。
そのため、栄養のとれた食事と、胃腸に負担をかけない消化のいい食事がキーポイントに。
食べ方の2つのポイント
- 具材はなるべく刻むか、スムージーに
- 煮る・蒸す・茹でる
スムージーにする場合はクリアできますが、どうしても固形の食事をとりたい場合は上記を参考に。
胃に負担をかけないために、なるべく具材は刻み、油を使わないように煮たり、蒸したりするといいでしょう。
1日スケジュール
- 朝の寝起きに:常温水をコップで1〜2杯程度
- 朝食に:和食やスープ500㎖程度
- 昼食前に:常温水をコップで1〜2杯程度
- 昼食に:スムージー500㎖程度
- 夕食前に:常温水をコップで1〜2杯程度
- 夕食に:スムージーまたはスープ500㎖程度
- 就寝前に:常温水をコップで1〜2杯程度
スムージーやスープには、胃腸にやさしい「にんじん」「小松菜」「ほうれん草」「豆乳」といった食材がGOOD。
またビタミンCを含む「いちご」や「柿」、肝臓の働きを強化する「紫サツマイモ」もおすすめです。
消化にいい食事についてもっと詳しく知りたい人は、下記の記事をチェックしてみて。
デトックスダイエット③ファスティング
“ファスティング”という言葉を聞いたことはありますか?
ファスティングとは断食のことを指し、固形物を食べずに液体で栄養を取りながら行うデトックス方法です。
実行期間のあいだは、摂取カロリーを基礎代謝ほどに抑えることができます。
これにより、すっきりとした見た目になることもあり、見た目の変化が欲しい人に人気の方法。
また何も食べないわけではないので、空腹感も少なく比較的簡単に行えるのも魅力のひとつです。
期間は“前日食べすぎた”“二日酔い”など用途別に「1日・3日・7日」程度で設定するとよいでしょう。
1週間以上実行してしまうと健康に害を及ぼすため、欲張りはほどほどに。
ファスティングを使ったデトックススケジュール
ファスティングを早速はじめる前に、まずは準備をしっかり行いましょう。
いきなりやってしまうと胃腸がびっくりしてしまうため、慣らす期間を決めておくのが安心。
そしてファスティングが終わったら、元の胃腸に戻すための回復期間も必ず設けてくださいね。
準備期間
準備期間はファスティング期間と同じ程度でやっておくのがベター。
1日1食を置き換える、または軽めの食事にしておくといったように胃腸を慣らしておきます。
食事はなるべく和食など胃への負担が少ない、消化しやすい食事を取るように心がけましょう。
実行期間
実行中は基本的には酵素ドリンクを飲みます。
なぜ酵素かというと、普段固形物で栄養を取るという行為を無くすため、代わりにドリンクで栄養を取ります。
その場合、酵素ドリンクのように栄養が豊富なもので補う必要があるからです。
1日や3日のような短期間の場合は、スムージーでもOK。
毎日同じ味を飲んでいると飽きてしまうこともあるので、できれば2〜3種類ほどメーカーや味わいを変えてみて。
下記記事でおすすめ商品を紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
回復期間
ファスティングが終わり、一気に食事を元に戻すと体調不良やリバウンドに繋がることも。
そのためファスティング期間が終わったら、しっかりと回復期間を設けることが大切です。
以下を参考にして回復期間を過ごしましょう。
◆期間別回復期間◆
・半日~1日ファスティング:翌朝は置き換えにして、昼以降は軽めの食事、夜から通常食へ戻します。
・3日ファスティング:回復期間初日は昼だけをおもゆにして、それ以外は酵素ドリンクで過ごします。2日目は昼をおかゆにして、それ以外は酵素ドリンクで過ごします。3日目は朝酵素ドリンク、昼おかゆ、夜軽めの食事といった要領です。
・7日ファスティング:3日ファスティングと同じ要領ですが、3日目以降を5日間続けます。
引用元:ファスティングをおすすめするのはこんな人、こんな時!目的別のやり方3つも紹介
デトックスダイエット④ストレスをため込まないことも大切
デトックス方法をいくつかご紹介しましたが、実はストレスを解消、ため込まないことも「デトックス」のひとつ。
ストレス太りや疲れが出やすい人はぜひ気持ちにも目を向けてみて。
おすすめのストレス発散法やリラックスに最適なおとものグッズをお届けします。
お風呂で体も心もデトックス
入ることで気持ちも体もすっきりする入浴。
特に半身浴でじっくり温めることで、体の負荷もかかりにくく体の芯までホカホカに。
また毛穴から発汗することで、肌の調子が整ったり、むくみ取りの効果も期待できます。
時間をかけてゆっくりお風呂に入るときは、脱水症状にならないよう水の用意や、半身浴の場合はお湯の温度を上げすぎないよう38度〜40度程度にしておきましょう。
温度が高すぎると急に体を温めてしまい、負荷がかかってしまうのでご注意を。
入浴時にお気に入りの入浴剤やエッセンシャルオイルを使用するのもGOOD。
香りをプラスすることでより落ち着き、心のデトックスに効果的です。
デトックスダイエット⑤香りで気持ちをリフレッシュ
入浴以外にも、落ち着きたいときや元気を出したいときにも“香り”はおすすめ。
植物を抽出して作られた精油は、自然でやわらかな香りが楽しめます。
リラックス効果のある精油
- ラベンダー
- ゼラニウム
- オレンジスイート
特に気持ちを和らげたいときにおすすめなのが、上記の香り。
有名なラベンダーをはじめ、華やかな香りのゼラニウム、すっきりとした柑橘系のオレンジスイートは気持ちを沈めるほか、前向きな気持ちへと導いてくれます。
フローラルや柑橘系以外にもウッディ系やミントのような爽快感のあるものなど、バリエーションの豊かさが精油の魅力。
もし上記の香りが好きじゃないな、という人はぜひウッディ系やミント系から好みの香りを選んでみて。
リラックス作用のある精油4選
ここではリラックス用に人気の「ラベンダー」「オレンジスイート」「ゼラニウム」「ブレンド」の4つをご紹介します。
同じ香りでもメーカーによって、香りが微妙に変わることもあるので、気に入ったメーカーはメモをしておくと便利。
ぜひさまざまな香りを楽しんでみてくださいね。
爽やかな心地よさを求めるなら「オレンジスイート」
100%天然のエッセンシャルオイルで作られた、インセント「エッセンシャルオイル オレンジスイート」。
新鮮なオレンジを目の前で絞ったかのようなフレッシュで果実の甘みも感じられる香りが特徴の精油です。
リラックス以外にも、すっきりとした香りはリフレッシュやストレス解消にもぴったり。
安眠効果も期待できるので、寝つきが悪いときにも使いたい香りのひとつですね。
前向きな気持ちを取り戻したい時は「ゼラニウム」
農薬や化学肥料不使用で有機栽培で作られた、イーズアロマ「オーガニック ゼラニウム」。
香草のような香りのなかに、ローズに似たフローラルの華やぐ香りが女性に人気のフレーバーです。
心を軽くさせてくれるようなリラックス作用のほか、虫除けや殺菌、女性ホルモンを整える作用が期待できます。
湯船に2〜3滴たらして、香りと作用両方楽しんでみてはいかが。
オールラウンダーで活躍してくれる「ラベンダー」
どんな時でも安らぎを与えてくれる、ニールズヤードレメディーズ「エッセンシャルオイル ラベンダー」。
リラックス作用といえば、この香りを連想する人も多い、王道の「ラベンダー」。
花から丁寧に抽出し、ラベンダー本来の上品な香りと心安らぐ甘みが感じられる精油です。
化粧品メーカーとしても有名なニールズヤード、コスメを買うついでに手にとってみるのもアリですね。
手軽にチャージしたいときに「ウェルカムブレンド精油 リラックス」
とっておきの香りをブレンドした、生活の木「ウェルカムブレンド精油 リラックス」。
さまざまなシーンに合わせて作られている人気の“ウェルカムブレンド”シリーズ。
リラックスタイプは「ラベンダー」「ベルガモット」「オレンジスイート」の3種類の香りをブレンドした精油で、リラックスするのに最適です。
それぞれの香りが絶妙に合わさり、甘すぎずクセのない香りでどんな人でも使いやすい仕上がりに。
デトックスで心身ともにキレイを手に入れよう
毎日でなくても、気がついたらやっておきたいデトックス。
心も体も毒を出して軽やかに過ごしていければ、ダイエットも普段の生活もより快活に過ごせるはず。
根を詰めてしまった時はぜひ心身のデトックスダイエットを行ってみてくださいね。